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2023年2月26日日曜日

mathchaで複数行を左中括弧でくくる方法

  連立方程式や場合分けする場合に複数行を左中括弧でくくります。

これをmathchaでどのように作るかを紹介します。

1. 数式を挿入する部分を用意する

 数式用のテキストボックスを挿入します。

2. コマンドメニューを呼び出す

casesで検索
 「_\ろ」キーを押し、コマンドメニューを呼び出します。
検索ボックスに「cases」と入力し、候補中の”cases”をクリックします。
上画像右側のプレビューのように”sqcases”は左角括弧、”drcases”は右中括弧を挿入できます。

3. テキストボックスを設定する

テキストボックスの設定
 中括弧直後のテキストボックス内にテキストカーソルがあるとき、左上に歯車アイコンが出るのでクリックします。
すると上画像のような設定項目が出てきます。「Row」は行数、「Col」は列数の項目です。「Row」にくくりたい行数分の数を入力します。
行列の各ボックスに入力すれば以下のようなものを作ることができます。
作成例
「Col」は”2”にしておけば、上画像のように場合分けの条件などを2列目に書き込むことでそれぞれの要素が揃い、見やすく整えることができます。こちらも必要なだけの数に設定しておきます。

別の方法

matrixで検索
 コマンドメニューを呼び出すところまでは同じです。
検索ボックスに「matrix」と入力し、行列を挿入します。
上画像の”matrix”、”pmatrix”、”bmatrix”、”Bmatrix”、”vmatrix”、”Vmatrix”のどれでもOKです。(”smallmatrix”ではできません。)

casesを選択
 行列内にテキストカーソルがあるとき、左上に歯車アイコンが出ているのでクリックします。
上画像のような設定が出てくるので、左上のプルダウンメニューから「Cases」を選択します。
3.と同じ
すると行列の左に大きな中括弧が付きます。あとは3.以降と同様です。
(2023/6)内容を変更しました。