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アニメ公式がYoutubeにチャンネルをつくることの意外なメリット

200 DegreesによるPixabayからの画像 
 アニメの制作会社、出版社が公式チャンネルとしてYoutube上にアニメを公開していますが、単にYoutube視聴者層から広告収入を得ることができることや、宣伝の一環というマーケティング的な側面以外にもメリットになるだろう点があります。


 Youtubeには関連動画というものがあります。関連動画とは動画視聴ページにある、視聴している動画と関連性があるとしておすすめされる動画リンク群のことです。
これは動画内容から関連性の高い動画を選び取り、自動的に集められています。
アニメは殆どの場合、複数話で構成されているため同じチャンネルの動画が関連動画に出てくることが多いです。
しかし無断転載されている場合、動画内容が当然同じであるため関連性が高い動画として同じく関連動画に出てきてしまいます。
これでは無断転載アニメの方に視聴者が移ってしまう可能性を心配するかもしれませんが、私はメリットになりうる点だと思います。

 公式チャンネルの動画と無断転載を行っているチャンネルの動画の内容は非常に酷似しているため、公式が公開している動画の関連動画に無断転載アニメが出てくることがあります。
これは、公式チャンネルの存在によって無断転載アニメがあぶり出された、とも言えるため、無断転載がないか調べなくとも関連動画に出てきたそれらを通報するだけでよいのです。

 Youtubeへの報告は著作権者からの申し立てが最も有効ですが、第三者である視聴者でも報告をすることができます。
関連動画のタイトル横にある三点リーダー()をクリックして出てきた項目の中の⚑報告をクリックします。
「スパムや誤解を招く動画」を選択して送信します。

 無断転載アニメの視聴ページにわざわざ移動することなく、通報を行うことができます。
その代わり詳細な報告内容を一切書くことはできず、「(サムネイル)画像またはタイトルの問題」に分類されてしまいますが、問題なく通報によって動画が削除されることを確認しています。

このように無断転載への対抗の一助として公式チャンネルの作成は有効であると考えます。