UCCの公式ページより
飲料商品の場合、食品表示法で、100mlあたりに含まれる糖類が2.5g未満であれば「微糖」「低糖」などの表示を使用してもよいことになっているため、どちらの方が糖類が多いという決まりはありません。
引用:微糖と低糖ではどちらの方が糖類が多いのですか? | コーヒーはUCC上島珈琲
とあり、決まった量の糖類であれば表示できるようになり、「低糖」と「微糖」には特に違いはないためどちらを書くかは自由なようです。「糖類60%減」と書いてあります。
先ほどのUCC公式ページの引用文の続きには
また、コーヒー飲料の場合は、従来品や日本コーヒー飲料協会が策定した「コーヒー飲料等通常品(7.5g/100ml)」に比較して2.5g以上糖類が低減されていれば、その低減された量や割合を「糖類〇〇%減」などと具体的に記載することで表示できます。
引用:微糖と低糖ではどちらの方が糖類が多いのですか? | コーヒーはUCC上島珈琲
計算してみると、
2.7÷7.5×100=36%
なので、比較対象の「コーヒー飲料等通常品(7.5g/100ml)」より64%(4.8g)少ないことになります。低減量は記載より多いようです。
AGFでは食品表示法上違いのない「低糖」と「微糖」を使い分けており、「低糖」に含まれる糖類の方が多いようです。(参照:【商品の特長】「ブレンディ®」ボトルコーヒーの低糖と微糖の甘さの基準について教えてください。)
ちなみに、「甘さひかえめ」は甘さという味覚に関するものであって成分量を表すものではないので、法的な縛りはないようです。(参照:コーヒー飲料の「低糖」「微糖」「無糖」の違いを教えてください「表示」清涼飲料水Q&A | 知る・学ぶ | 全清飲)
なので、「甘さひかえめ」と表示されているものは極端な場合、たっぷり砂糖が入っていても表示して問題ないのでしょうが、「低糖」、「微糖」の基準の糖類100mlあたり2.5g未満に収まっているものばかりでした。(参照:ボトルコーヒーの砂糖の量を比較してみた)
まとめ
- 100mlあたり糖類が2.5g未満、または比較対象品より糖類の低減量が2.5g以上であれば「低糖」、「微糖」と表示できる。
- 「低糖」と「微糖」に法的な違いはない。
- 「甘さひかえめ」は味覚の話なので決まった基準はない。が、調べた限りでは糖類の量は「低糖」と同じくらい。