mohamed HassanによるPixabayからの画像
どのスマホアプリが面白いのかの判断基準にレビューを覗いてみると、これは参考にならないとかサクラ臭いと思うレビューが目に付きます。そんなレビューの特徴を挙げてみます。参考にならないレビュー
1. 短すぎるレビュー
単純に「面白い」とか、「満足です」とかしか書かれていないレビューのことです。”どこに”面白さとか満足を感じたのか1ミリも触れないレビューは参考にしようがないです。
感想を書くのは自由ではありますが、どんな特徴があるのかを知りたい人にとっては邪魔に感じます。
あと、「期待して」というものもなんの参考にもならないし、レビューの水増しにしかなっていません。本当に応援や期待を込めるのなら、どこが良いのか悪いのかを書いて伝えるべきでしょう。
2. 評価とレビュー内容が噛み合っていない
星評価では高評価にしているのに、レビュー内容を読んでみると不満点を書いているようなレビューのことです。評価点と不満点の比率が星評価と噛み合っていないものは不満点については割と参考にできたりしますが、鵜呑みにできないです。
このタイプはサクラっぽいレビューやネタレビューに見られるタイプだと思います。評価の信用性を下げる原因となるレビューでもあります。
3. 招待コードがあるレビュー
アプリの中には招待特典のシステムがついているものがあり、レビューで招待コードの入力を促す人がいます。そういったレビューが多いものは、コード入力を呼びかける文が大半を占めるので参考にできる部分が相対的に少なくなります。
招待コードのことだけ書いてアプリの中身に触れないものはレビューの体をなしていない(しかも星5をつけていたりする)ので、アプリそのものの評価の信用性も下がっています。
サクラ臭いレビュー
1. 日本語が怪しいレビュー
よく知られているのはこれだと思います。多少の誤字程度ならいいのですが、精度の低い自動翻訳を使ったかのような読みづらい文章のレビューは海外のレビュー業者が投稿したものだと言われています。これの亜種で不自然な記号がついているものもあります。(例:レビュー文全体がクォーテーション(")で囲まれている)
2. レビューを投稿したユーザー名に共通点がある
レビュー単体ではなく複数のレビューの投稿者名に着目して見ると、共通点に気付くときがあります。
例えば、日本語のレビューなのにやたら英語名のユーザーネームが多い、ひらがなだけの名前で法則性があるが不自然な組み合わせのユーザーネームが多いなどです。個人的に特に怪しいと思ったものは姓+名+姓の組み合わせの名前を使用した投稿者達です。個人名がもとであったとしても、2つ以上の姓や名は明らかにおかしいです。そういった、共通点のある名前を多く見かけた場合は業者が自動生成したユーザー名で作成した複数アカウントである可能性が高いと思っています。
3. レビューの投稿が特定の日に集中している
これもレビューの内容と関係ないのですが、怪しいレビューは同じ日に大量に投稿されていることがあります。注目度の高いものも同じように同じ日に集中しますが、高評価が異常に多いです。ですが、それだけでは判断がつかないのでレビュー分布に着目します。高評価と低評価の2極化が顕著なものは特に怪しいです。
サクラチェッカー | やらせ・サクラレビューを見抜けるレビューチェックシステム
Amazonレビューのサクラ度を判定できるサクラチェッカーによると、サクラによって高評価になったものは後にその評価に騙された人達によって低評価が集中し、高評価と低評価の2極化が起きるそうです。
レビュー分布を日毎に観察すると露骨に高評価を維持しようとしているところは
異常に多く高評価がつく ⇨ 低評価が集中し2極化が起こる ⇨
低評価レビューを消す or サクラレビューの追加で高評価が多くなる
といった変遷を見ることができます。4.レビューがコピペ
高評価のレビューに特に見られるのですが、全く同じ文章のレビューを別のユーザーが投稿している場合があります。
非常に短い文のみであればカブってしまうことは時々ありますが、長い文章が一言一句そのままというのはありえないと思います。
これらが私が参考にならない・サクラ臭いと思うレビューです。
サクラ臭いと思うレビューの方はレビュー内容からいくらか外れていますが、組織票のようなものなので、レビュー単体より全体を見て見極めるべきでしょう。
アプリのサクラレビューはリリース直後に投稿されているようなので、レビューを調べたいときは高評価のみを抽出して投稿順に並び替えて古い投稿に上記のようなレビューがある場合は怪しいかもしれません。